インプラントって何?

インプラント治療は、外傷、虫歯、歯周病などによって、歯があるべき部分に歯がない状態の人に、顎の骨に人工の歯根を直接埋め込むことによって、しっかりと口の中に義歯を固定する治療法です。 入れ歯やブリッジのような、残っている歯に依存する治療法ではないため、残っている歯に負担をかけず、また、取り外したりつけたりといった煩雑さもありません。 自然の歯と同じように使うことができるのが強みです。ます。 もっとも、自然の歯に比べて感染に弱いため、歯磨きは丁寧に行う必要がありますし、半年に一度経過を見てもらう必要もあります。 インプラントは、実はとても起源の古い治療法で、上顎に鉄製のインプラントが埋めこまれた紀元三世紀頃のローマ時代の人骨も発見されているそうです。 当時、麻酔なんてあったのでしょうかね? なかったとすれば、地獄の治療だったと思いますが、昔の人は痛みに強かったのでしょうね。 私などは麻酔があっても治療に二の足を踏んでしまいますが、昔の人のタフさには頭が下がります。 ヨーロッパだけでなく、中南米でも、貝で作られたインプラントが下顎に埋められている紀元七世紀頃の人骨が発見されているそうで、鉄製よりは貝で作ってある方が、体には優しそうな気がしますね。 ちゃんとした治療法になったのは、1950年代に、チタンを骨に埋めると骨と結合する現象が発見され、1960年代にスクリュー状のチタン製のインプラントの臨床応用が開始されたころからだそうです。 その後、1980年代には、インプラントの臨床結果が優れていることが世界的に知られるようになったそうなのですが、そのころは、日本ではあまりメジャーな治療法ではなかった気がします。 割とポピュラーになったのは、私の記憶では、2000年を過ぎてからのような気がしています。 やっぱり、骨に穴をあけてネジ状の歯根を埋め込むという、少々ショッキングな治療法ですので、広まるまでには少し時間がかかったのではないでしょうか。

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